第12章 誓い
そして、案内することになり
ケロロ「ゲロ?
確か、こっち方向は
ケロン軍統括本部の地下にある特殊治療室のはず…
何で、恵土殿がそこへ?
あそこは、一般の軍病院では治療し難い外傷や難病
ウィルス感染といった疾患を取り扱っているはずなのに…」
プルル「見たらわかるわ。
外見じゃ、解り得ないと思うけれど…」
そして部屋の前に辿り着き
入ってみると、目に見えたのは…
大きな球体の治療ポッドが据え置かれ
中は液体呼吸液で満たされており、
一人の人が浮かんでいた。
ドロロ「!恵土殿…」
プルル「彼女の場合、ちょっと特殊なの」
ギロロ「どういうことだ?」
プルル「…外見上は、もう全部治ってるんだけど…
つい先ほどみせていた、あの力…
本来なら、人間が手に入れていいものじゃない…
神と一体化する荒業が実現したことで
その細胞に、凄まじい負荷をかけていたのよ…
だから、体内の細胞に関しては
そのエネルギーの質のあまりもの変動に
耐えきれなくなっていた…
本来なら、想像を絶する痛みが伴っていたはず…
それでも、そうならないように
今まで、必死に制御してきた…
それが壊れたのは…
それを無理に、あなたたちへ合うように変換させながら渡したから…
自分に合うようにだったら…
いつも通りなら、一つだけの変動で済む。
だから、今まで辛うじて耐えきることができていた…
それがいきなり、複数もの変動が同時に起こった…
無論、耐えられるはずもない…
死んでいないのが、不思議なぐらいに…」
『…』
プルル「でも、安心して(微笑)
今の所、容体はちゃんと落ち着いてきているのよ」
冬樹「本当!?(ぱあ」
プルル「ええ^^
意外なことに、治りが凄く速いのよ(微笑)
この調子で行くと、速くて一週間で治るわね」
ドロロ「そんなにひどいのでござるか!?」
プルル「ええ…」