第12章 誓い
ギロロ「なんだこれは!?」
夏美「これって…」
小雪「恵土ちゃんの力?」
睦実「なるほど…そういうことか(微笑)
やっと、ふっきれたみたいだね」
夏美「え?一体どういう」
睦実「なんにせよ、速く向かった方がよさそうだ!(微笑」
その直後、光の力が付与されたのだと解り
それと同時に、状況を悟り
それを話しながら、向かうことになった…
今も苦しむドラゴンの分身体の前では
恵土「悪いけど…これが全力だ…
もう、身体も動かす気力も残ってない…
闇の力を無効化させるよう集中させた…
それでもう…大丈夫な……は…ず……」
そう言いながら、前方に居るドロロへと倒れ込み
意識を失った…
それを、ドロロは受け止めながら…
ドロロ「恵土殿…
その想い、しかと受け取り申した!!」
そう叫ぶや否や、ドラゴンと向き合った…
ケロン軍基地内では…
「つー…」
脳内の脳波を受け取った上で、すべて理解しており…
出ると言い張っていた少年兵もまた、涙を流していた…
それとは、お構いなく
アリサ「加勢に来た」
ネブラ「なんで力を分け与えてまで…」
ドロロ「…今なら
拙者たちの攻撃も防御も、全て通じる。
そうして、必ず倒せると信じ
今持ちうる力を、全て託そうと決めたようでござる。
拙者たちを信じて…」
ネブラ「なるほど。
なら、さっさと倒して食うのが賢明か」
アリサ「長引けば不利」
ドロロ「さよう。
斬って分離したとして、すぐさま引っ付こうとする。
それごと消滅させるしか、手はないでござる」
睦実「お取込み中悪いけど…
先に、戦闘不能になった恵土を送らなきゃだよね?」
そう言いながら
「日向家のリビングのソファーへの入り口」と円で囲んで書き
それを、今も消えようとしている障壁へ投げ
穴を開けさせ…それへ恵土をほおり込んだ…
ぼふっ
そして意識を失った恵土が、ソファーに着地してから…
全員が一丸となって、ドラゴンへと攻撃を仕掛けるのだった…