• テキストサイズ

奇跡 【ケロロ軍曹】

第11章 襲来




冬樹「一緒に生きてよ!

そうじゃなきゃ…
僕たちだけ生き残ったって、嬉しくも何ともない!

生きてたって、楽しくなんかないんだよっ!!」

恵土の傍へ、障壁の上に乗って駆け寄りながら

その肩を掴み、必死に涙ながらに言い続けた…


それに対し、恵土は…

その手を掴み、言い放った…


恵土「…そうだな…」

冬樹「!」


恵土「私も…護り抜きたい…


ごめんな…


お前らの心まで守り抜くって言う、一番大事な所…

また、忘れる所だった…


『命を護ること』だけにとらわれて

一番肝心な所を護らなきゃ、意味なんてないんだ…


そのために、この力を手にした…


そのために…

必死になって、その力をモノにしてきた…


それを…覆しちゃいけないんだ…



たとえそれが…自分自身が相手だったとしても…


冬樹…ありがとう…



あとは、私を信じてくれ…


絶対に、生きて帰って来る…


絶対に、両方を共に護り抜いてみせる…



だから…

安心して、見守っていてくれ…


これからは、戦闘になる…


命がかかった、激しい戦闘に…


だから、冬樹は戦況だとか

そういうのを判断する方に回って欲しい。


適材適所ってのがあるように

冬樹は、殴り合いだとかの戦闘には向いていない…


どちらかといえば、頭脳戦に向いている方だ…


だから…

私も、お前を信じる…


サポートに回ってくれ…」


冬樹「…うん!解ったよ(微笑」


それに対し、冬樹は頷き…


恵土「任せたぞ(微笑」

冬樹「そっちこそ(微笑」


そうして…

冬樹は、日向家へと力によって瞬間移動させられた…



だが…


ケロロ「それより、何で動かないの?これ;」


その間、ずっと動かずにいた

実体と力を伴う分身に対し


思わずツッコむ、ケロロであった^^;


ケロロ「だっておかしくない!?」

読者さんに同意を求めないで下さい!;

/ 347ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp