第5章 溢れる想い
「本日はお忙しい中お越しいただき、誠にありがとうございます。このイベントは…」
ザワザワ…
マドンナ「もう少しで始まるって言うのに、は??」
「連絡してるんですけど…」
「お疲れさまで~す」
マドンナ「ちょっと、こんな日にまで心配させないでくれる??」
「今日はちゃんと時間通り来てるし」
マドンナ「まぁ、遅れてこなかっただけよしとするわ」
「マドンナさん、そろそろお願いします‼」
マドンナ「は~い‼、最後までちゃんといてよ‼」
「分かってるって」
「マドンナさ~ん‼」
マドンナ「今いきます‼」
コツコツ…
ザワザワ…
「今回のこのイベントは、市が企画したもので…」
「カップルに最高のクリスマスを提供するために…」
トントン
「!?!?」
渋「やっと見つけた」
横「それにしても、すごい人やな」
村「今日やないと、男同士では無理やな」
「そもそも、男同士では来るところじゃないし…」
渋「誘った本人が言うなや」
横村「(笑)」
横「あれがが作ったオブジェなん??」
「そうだよ。あれが今回のメインになってるの」
村「頑張ってたもんな」
「…そう言えば、横は誰に誘われたの??」
村「そんなん、聞かんでも分かるやろ。マドンナやん」
「もしかして、横の忘れられない人ってマドンナ!?!?」
渋「しかもチケット貰ったときに、やり直したいって言われてんて」
横「ちょ…もうええから‼」
「よくない‼で、どうなったの??」
渋「そんなん、ヨリ戻すに決まってるやん」
横「…///」
「…すばるはいいの??」
渋「俺?俺はええねん。よくよく考えたら、クリスマスって言うのだけで焦ってたのかもしれんし」
村「すばるにしては珍しいな」
渋「俺もそろそろ、あせる年頃なんです~」
「女の人みたい」
渋「お前に言われたくないわい」
「それでは間もなく、点灯のお時間になります‼」