• テキストサイズ

クリスマスの魔法

第5章 溢れる想い


「それでは願いを込めて、カウントダウンをお願いします‼

10…9…8…7…6…5…4…3…2…1…メリークリスマス‼」

♪~♪~


「綺麗~」

渋「ほんまやな~」

「みんなの願いが1つになった感じだね」

渋「なぁ」

「なに??」

渋「…の願いってなんなん??」

「そんなの決まってる。すばると横とヒナちゃんが幸せになること」

渋「の幸せは??」

「私の幸せ??」

渋「それやったら、俺らは幸せになってもが幸せになれてへん」

「私は…みんなが幸せになってるのを見ると幸せだからいいの」

渋「それじゃあかん。あかんねん」

「えっ…」

渋「は、ヒナが好きなんやろ??やから、自分の幸せは二の次なんやろ??」

「いつ私がヒナちゃんが好きって言った??」

渋「言ってへんけど、毎朝、ヒナのランニングの時間に合わせて出てきてるやん」

「毎朝じゃないよ。それに、あれはたまたまだから…」

渋「ヒナには彼女がおるから、彼女に気を使って朝に話しかけてるんやろ??」

「違うって‼ヒナちゃんは大切な幼馴染みだから、話してもおかしくないでしょ」

渋「…せやったら、の好きなやつは誰やねん」

「……」

渋「ヒナが違うんやったら…横か??」

「……すばるだよ」

渋「えっ…」

「私がずっと好きなのはすばるだよ」

渋「……」

「でもね、すばるを困らせるはつもりないよ。すばるは私をそういう風に見てないって分かってるから。なんか、今、伝えておかなきゃって思っただけだから」

渋「…」

「すばるごめん‼私、用事思い出したから帰るね」

渋「‼」

タタタタッ…



勢いで伝えちゃった…すばる、困った顔してたし…
私の想いって、やっぱり届かないんだね…
/ 28ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp