第4章 夢への扉
横渋「お゛はよう゛~」
村「遅ようさん」
横「そんなん言うなやぁ~」
村「何時やと思ってんねん。さっさとメシ食べや」
渋「は??」
村「アトリエで最後の仕上げしてんで。明後日締め切りやから」
横「頑張ってんなぁ」
渋「あれっていつやるんやっけ??」
村「23がプレで本番は24と25日」
渋「たったそんだけしかないんかい」
村「そうみたいやで。それでも、その日のために一生懸命になってるんやで」
横「ちょっと頑張りすぎちゃう??あんま寝てないんやろ??」
「ちゃんと寝てます~」
横「‼」
渋「急に現れんなや。おっちゃん、寿命縮んだやんけ」
「ついでに、背も縮んだんじゃない??」
渋「誰がちっさいおっさんや‼」
村「誰もゆうてへん。お願いやから、早よ食べてくれや」
「(笑)」
横「、ホンマに頑張りすぎやで」
「ありがとう。でも、もう少しで完成だから」
渋「頑張った褒美に、おっちゃんが旨いもん食わせたる」
「(笑)期待してる」
村「この際やから、たっかいもん食わせてもらい」
横「俺も‼」
渋「なんでや」
横「俺も頑張ってるやんか」
渋「なんに??」
横「見えないなんかや」
村「なんやそれ」
横「俺にしか分からんねん。やから、俺にもたっかいもん食わせろ」
渋「アホなこと言うな」
「横の方が稼いでるんだから、一緒に行ったら横がおごるようになるんじゃない??」
渋村「ほんまやで」
横「そんなん認めへんで。みんなで行ったら、割り勘やで」
「横、ケチな男はモテないよ…」
横「お前らだけじゃ‼」
渋村「(笑)」