第3章 初めまして
「理一おじさん、万里子おばさんが…」
と、顔を出したのは可愛らしい女の子と中学生くらいの男だった。
『き』
「き?」
「「『きゃぁぁぁぁ!!』」」
理一以外の三人が叫んでいた。
「ま、万里子おばさん!!理一おじさんが!」
「お、女の人連れてきたぁぁ!!」
と、バタバタと走って行ってしまった。
「あれが、夏希に翔太ね」
『何呑気な事言ってるの!絶対勘違いしてるよ!?』
「まぁ、いいんじゃない?」
『よ、よくなぁぁぁい!!』
いきなりの展開にも関わらず、理一は「当たり前」みたいな爽やかな笑顔を見せていた。
「理香さん、こっち!」
「ちょっと、理一!彼女なんて!…あら、ちゃん。久しぶり」
『り、理香さん。こ、こんにちは』
「って、知り合い!?」
「理一の同級生よ。でも、どうして理一に抱られてるの?」
純粋な疑問を投げ掛けると、すかさす直美が答える。
「決まってるじゃない。男と女だからよ」
ニヤニヤしながら、玄関から顔を出し爆弾を投下した。
「理一ぃぃぃぃ!!手出したの!?ちゃんに、手出したのぉぉ!?」
『ち、違います!ただ、支えて貰っただけで』
「横抱きになるの?」
『そ、それは…』
と、吃ってしまい理香、直美の追撃を受ける事になった。
アトガキ
先日の金曜ロードショーを見て、理一さんに惚れてしまい。思わず書いてしまいました。侘助さんとも絡ませようも思っておりますが、何かご要望があれば書こうと思っております。よろしければ、メールなどでお知らせしていただければと思います。