第8章 サッカー大会と歩美の恋
志 「大丈夫私がちゃんとお世話するから心配しないで」
新 「あぁ、サンキュー」
哀 「私も有希子さんに言った以上ちゃんとお世話するから」
志 「哀、いつ有希子さんに連絡したのよ?」
哀 「あなたが朝だれかさんに電話しているときよ」
志 「哀ってその辺ぬかりないよね~」
哀 「ほめ言葉として受け取っておくわ」
新 「俺飯のたびに博士ん家行くのか?」
志 「そうね。それもつらいわよね~・・・そうだ博士が帰るまで新一の家に私が泊まってお世話する♪」
新 「えっ」
志 「そしたらわざわざ動かなくていいでしょ?」
新 「まぁそうだけど・・・」
哀 「ちょっと志保、あなた何考えてるの?」
志 「別に~博士もいないし、新一も大変だから。それに有希子さんにも哀が連絡しているから問題ないし」
哀 「でもね、博士にばれたら怒られるわよ?」
志 「じゃ哀は博士の家にいてくれたらばれないわ」
哀 「なんで私だけ?いいわ私もここに一時泊まるから」
志 「なんで哀もよ、私だけで十分よ」
哀 「有希子さんに連絡したのは私だからよ」
志 「私だけで十分よ」
哀 「あなたを新一よ二人っきりにしたら何するかわからないでしょ?」
志 「はぁ~それなら二人で泊まりましょう」
哀 「そうね、そうしましょう」
こうして二人は博士のいない間、新一の家に泊まることにした。
志 「そうだ新一今日なにが食べたい?」
新 「なんでもいいよ」
哀 「今日の当番私なんだけど?」
志 「別にいいじゃない~」
二人は新一の家の冷蔵庫を覗いた。
新 「そういや何もねーぞ冷蔵庫」
哀 「ほんと何もないわね」
冷蔵庫の中にはペットボトルの水が数本、缶コーヒーが数本しか入ってなかった。
新 「しかたねーだろ。自分で飯つくんねーし」
志 「なら買い物してくるしかないわね。哀行ってきてよ」
哀 「なんで私が?今日はあなたが作るって言わなかった?」
またいい争いが始まりそうだったので、
新 「なら二人で行って来いよ」
新一から言われてしぶしぶ二人で買い物に出かけた。外はもう薄暗くなっていた。
哀 「志保、買い物は今日の分だけにしましょう」
志 「そうね、明日からの分は明日買いに来ましょう」
そう言いながら二人は一度家に帰り準備をしてスーパーへ買い物へ出かけた。