第8章 サッカー大会と歩美の恋
朝 「そ、そういう事があるなら諦めないでがんばってみたら?」
光 「そうですね、姉さんの言うとおりですね」
そう言って光彦は家を出た。光彦は走って歩美を追いかけた。もうすぐ歩美の家の近くだ。歩美が家に入ろうとした時、
光 「歩美ちゃん」
歩 「光彦・・・君」
光 「歩美ちゃん、さっきはごめんなさい」
歩 「うん・・・」
光 「僕決めました」
歩 「決めたって何を?」
光 「僕は歩美ちゃんを諦めません」
歩 「でも・・・私は・・・」
光 「わかってます。新一君の事好きなのは。でも僕は歩美ちゃんが好きですから、簡単に諦めたくありません」
歩 「光彦君・・・」
光 「だから、だから新一君以上の男になるよう努力し、いつか歩美ちゃんを振り向かせてみせます」
歩 「・・・」
光 「その時まで待っていてください。それにこれからもみんなで今までどうり遊んだり、どこかいったりしましょう」
歩 「光彦君・・・」
光 「僕達、少年探偵団はいつまでも親友ですから」
歩 「・・・そうだね」
光 「今からもよろしくお願いします、歩美ちゃん」
光 「うん」
こうして光彦は自分の気持ちを歩美に伝えた。
その頃病院では、
博 「新一どうだったんじゃ?」
新 「あぁ、骨には異常ないみたいだって。捻挫。ただ安静にしとっけってこれを」
新一は松葉杖を見せた。
博 「そうか、それは困ったな?何かと不自由じゃろ?」
新 「まぁなんとかなるさ」
博 「しかしこまったな」
新 「どうしたんだ博士?」
博 「いやな、明日から学会で10日ほどいないのじゃ」
新 「まぁ、学校も無いし飯くらいどうにでもなるからいいよ」
博 「しかしの~」
新 「さいやく、母さんにでも来てもらうさ」
博 「そうじゃな、有希子君が来てくれるなら安心じゃ」
そう言って二人は帰っていった。その日のうちに元太、光彦、歩美には連絡を入れた。哀、志保には博士が言ってくれるだろうと思い連絡は入れなかった。