第7章 小学校編-修学旅行-
こういった話があっていた事を新一は知らないでいた。静岡に着き一同は観光をして回った。静岡という事もあり、元太は上機嫌だった。その訳は、静岡といったらうなぎ、それを食べようとバスの中から大はしゃぎだった。しかし小学生のお小遣いではうな重を食べれる金額は無かった。落ち込む元太をみんな笑いながら見ていた。そして修学旅行も最終夜を迎えていた。
志 「新一~」
志保は新一を見つけ手を振った。志保と新一はホテルを抜け出し夜の静岡の町を歩いていた。時間は8時。
新 「志保、で、どうしたんだ?夜に出かけようなんて?」
志 「だってせっかくの修学旅行なんだし~哀とばっかりデートするなんて~」
新 「な、なに言ってんだ、デートなんて・・・」
志 「大丈夫全部聞いたから~」
新 「全部って?」
(全部ってあの事も?まさかなあいつが言うわけないよな・・・)
志 「全部は全部よ服部君元気だった?」
新 「服部?なんでそれを・・・」
志 「だから全部聞いたって~もういいわよ今はデートを楽しみましょう~」
新 「デートってなお前な~」
新一がそう言っていたら志保は新一の腕を取った。
志 「行きましょう~」
新 「お、おぉ」
こうして二人は夜の静岡のまちに出ていった。
その頃ホテルでは、
歩 「哀~志保知らない?」
哀 「志保?知らないわよ」
歩 「そう、ねぇ哀?」
哀 「何?」
歩 「新一とのキスどんなだった?」
哀 「な、ないを急に聞くのよ歩美・・・」
歩 「え~だってどんな感じだったのかなっと思って~」
哀 「べ、別に普通よ・・・」
歩 「普通って?」
哀 「普通は、普通よ。歩美変な事聞かないでよ・・・」
歩 「あぁ~哀、顔赤いよ~」
哀 「ちょっと歩美~」
ホテルではこういった事があっていた。その頃二人は海まで歩いて来ていた。ホテルから歩いても30分程度で着く。
志 「気持ちい~」
海の夜風にあたりながら志保は両手を伸ばした。新一はそんな志保の横顔を見ながら、
新 「そうだな~」
志 「そういえば二人で出かけるなんて初めてじゃない?」
新 「そうだな、いっつもみんなと一緒だからな」
志 「来年は中学か~」
新 「あぁ、二回目のな」