第7章 小学校編-修学旅行-
志 「だって哀から聞いたわよ~」
新 「な、何を聞いたんだ」(まさかあいつ、あの事言ったのか?)
志 「昨日の夜のことよ~」(もう少しで落ちる)
新 「え、あのその
哀「志保~」
新一がもう少しで口を割ろうとした時、間一髪哀が目の前に立った。
志 「あら哀もう来たの~?」
哀 「だから昨日は私が外に出る時寒いから新一が上着貸してくれただけだから」
新 (上着・・・あっいけね~忘れてた。そうゆうことね)
新 「志保、そうゆう事だよ」
志 (ちっ・・・)
新 「哀、おはよ」
哀 「おはよう」
二人はお互いの顔を見て昨日のことを思いだした。哀はすぐに新一の前の光彦の横の席に座った。その様子をじっと見つめる志保だった。今日は大阪から静岡に移動だった。移動中も新一と哀の間には会話は無かった。というか志保が隣に座っていたから話せなかっただけだが。
志 「ねぇ新一、今日の夜何か用事ある?」
新 「夜?特にねーよ。どうせ元太達からゲームの誘いぐらいしか」
志 「そう、なら夜こっそりと抜け出さない?」
志保は小声で新一に話した。
志 「だめ・・・?」
志保は上目遣いで新一を見た。
新 「べ、別にいいけどよ~」
志 「やった♪約束ね。みんなには内緒だよ」
新 「あぁ、わかったから」
(その目をやめてくれ~~)
志 (哀が新一君と何かあったみたいだけど、そんなの気にしてられない。新一と自分がどうなりたいかよ。まったく私が歩美に・・・)
一時間前トイレ休憩中・・・
歩 「ねぇ、志保どうしたの?」
志 「えっ、なにが?」
歩 「ずっと哀見てるけど?」
志 「昨日の夜哀が新一と会ってた事は確かなのよ。それに昨日の夜からの態度普通じゃないわよ。だからそれを確かめるのよ」
歩 「なんで?」
志 「なんでって・・・歩美気にならないの?」
歩 「気になるけど・・・でも気にしたって一緒じゃない?」
志 「どうして?」
歩 「気にしてそれがわかってどうなるのかな?私はそんなの気にするより、新一ともっと仲良くなりたい・・・」
志 「歩美・・・」
歩 「ごめんね~志保にこんな事言っちゃって」
志 「いいのよ。ありがと歩美。ちょっと待ってて」
そう言って志保は哀を見つけて歩美の元へ引っ張ってきた。