第7章 小学校編-修学旅行-
新 「どーって?」
服 「あの茶髪の姉ちゃんとに決まってるやろ、それとも何かもう一人の姉ちゃんがええんか?」
新 「ば、ばか服部、あいつらとはまだなんもねーよ」
服 「でもな工藤、ほんとあの姉ちゃん綺麗になったわ、て事はもう一人の姉ちゃんも。早くしねーと誰かにとられちまうで~」
新 「それがよ、色々あってよ・・・、・・・て事だ」
新一は哀と志保の存在は話していた。ただ、その後の4角関係の事は言っていなかった。
服 「はっははは」
和 「どうしたん?平次?」
新 「ば、ばか服部」
服 「なんでもないわ和葉、でも工藤そいつはやっかいな事件しょいこんでしもーたな。で、ほんとは誰が好きなんや?おにーさんに話してみなさい」
服部の目は笑っている。
新 「あっ、み、みんな好きだよ・・・」
新一はさっきより小声で答えた。
服 「まぁ、時間はまだあるんやからゆっくり考えや~。決まったら教えろよ」
新 「あぁ、そういえばどこにいってるんだ?」
服 「五月山や」
新 「五月山?何しにいくんだ?」
服 「着いてからのお楽しみや、どうせ誰かと一緒の来ると思ったからな。お前の行動は俺の推理どおりてわけやわ」
新 「へいへい、西の名探偵様にはかないませんよ」
30分後
服 「着いたで」
和 「うわー綺麗やな~、平次とこんな所くるんはじめてやな~」
新 (夜景スポットか、もしかして服部のやつ・・・)
新 「おい服部、おめーもしかして俺を出しにつかったんじゃ?」
服 「なにゆうてん工藤?」
新 「オメーの性格考えたらこんな所に和葉誘って来れるはずがねー」
服 (ぎく。こいつ・・・)
新 「それで俺に夜の大阪案内してやるって言って、和葉誘って来たんだろ?」
新一はジト目で服部を見る。
服 「ま、まぁ工藤、お前もあの姉ちゃんと見てきたらええ、そやな1時間に車に戻ってこいな。なら」
新 「お、おい服部」
服部はそう言い残し和葉の手を引いて暗闇に消えていった。そしてそこには新一と哀だけが残っていた。
新 「服部のやろーにまんまとだしに使われた」
哀 「まぁ、いいじゃない?」
(こんな所に二人であとでお礼いわなくちゃ)
新 「まぁそうだな。じゃ少し歩くか?」
哀 「えぇ」