第7章 小学校編-修学旅行-
哀 「あら、小学生の体に興味があるのかしら~?」
新 「バーローね~よ」
新一は少し顔を赤くした。
哀 「そういえば誰と話してたの?」
新 「あ、あぁ、服部だよ」
哀 「服部君?」
新 「あぁ、修学旅行でこっち来るって言ったら久々会いたいから迎えに来るってさ」
哀 「あなた達って本当に仲いいのね~もしかして・・・」
新 「バーロー、和葉も一緒だ」
哀 「そう、和葉さんも」
新 「そういやお前なんでこんなとこに?」
哀 「別になんとなくよ。私がこんなとこ来たら駄目なのかしら?」
新 「いや、そういう訳じゃね~よ。そうだお前も来るか?」
哀 「来るかって、先生に見つかったら」
新 「心配ねーよ。みんなが寝る前には帰ってくるからよ 」
哀 「そうね、久しぶりに和葉さんにも会いたいし」
新 「ならばれねーようについて来いよ」
こうして二人は裏口からみんなにばれないようにこっそりと出て行った。
服 「よう工藤ひさしぶりやな~おっ、茶髪の姉ちゃんも一緒か~」
新 「あぁ、出るとき見つかってな」
哀 「ひさしぶり服部君」
服 「そやな、和葉もいんでー」
和 「工藤君、哀ちゃん、久しぶりやな~」
哀 「和葉さんお久しぶり」
服 「まぁ、外でっちゅうのもあれやからのりい工藤、話は行きながらな」
そういって新一は服部の運転する助手席へ哀は和葉と後部座席へ乗り込んだ。
新 「そういや服部もう大学4年だっけな?」
服 「そうや、今年卒業や」
新 「その後どーすんだ?」
服 「あぁ、どうするか考え中や」
新 「は~?まだ決めてねーのか?」
服 「あぁ、探偵やるか、おとんの用に警察なるかな」
新 「あぁそういやお前んち警察のお偉いさんだったな」
服 「そうやだから色々考えてるんや」
新 「で、和葉ちゃんとは?」
新一は後ろをこっそり確認して小声で聞いた。
服 「あぁ、去年のクリスマスに告白して今つきあってるわ」
新 「そうか。大事にしてやれよ・・・幼馴染をよ・・・」
新一は蘭のことを思い返していた。
服 「工藤・・・そういやお前はどうなんや?」