第7章 小学校編-修学旅行-
自宅
哀 「志保いい?」
哀は志保の部屋をノックした。
志 「いいわよ~」
哀 「ごめんね、志保・・・」
志 「もういいわよ、でもね何も隠さなくていいんじゃない?別に哀が新一とデートするって言っても文句は言わないわよ」
哀 「・・・」
志 「まぁ歩美には言わないけど、それじゃフェアじゃないでしょ?今からはそうなったら隠さないでゆう事。いい?」
哀 「わかったわ」
志 「歩美もそれくらいわかるわよ、まったくどっちが姉なのかわからないじゃない。ん、なによその顔は?」
哀 「同じ顔の人に説教されるのはなんかね・・・」
志 「まったく、頭は良いんだけど、その辺は駄目だね~」
哀 「言葉もありません」
そう言って志保は哀の顔を見た。一時して志保がにやっと笑った。
志 (いいこと思いついた~)
「ねぇ哀、今日のこと許してあげるから、私のお願い聞いてくれる?」
哀 「何よお願いって?」
志 「簡単なことよ、修学旅行の時私と席を変わってくれるだけでいいのよ」
哀 「えっ!」
志 「ね、簡単なことでしょ?」
哀 「あんたね、性格曲がってるんじゃない?」
志 「そんなこと自分が一番わかってるくせに」
哀 「くっ・・・」
志 「さぁ、どうするの哀~歩美に言っちゃおうかな~」
哀 「・・・な、なら行きか帰りかどっちかだけは?」
志 「く、そうくるか?」
哀 「どうする志保?」
なぜか形勢が逆転していた。
志 「わかったわ、ならそれで手を打とう。じゃ私行きね」
哀 「わかった、これで契約成立ね」
こうして二人の中で契約が結ばれた。
こうして、修学旅行当日。
先生 「よしみんな、バスが来たから席のように乗りなさい」
歩 「おはよう、哀、志保」
哀 志 「おはよう歩美」
歩 「そういえば昨日本当はどこ行ってたの?」
哀 「え・・・なんで?」
歩 「だって、志保が何か怪しいって」
志 「何でもなかったわよ」
歩 「そうなんだ~」
志 「私の勘違いだったみたい」
哀 「ありがとう」
哀は志保に小声でいった。
そこに後ろから新一たちが乗り込んできた、
新 「哀、志保さっさと行ってくんね~か、後ろつまってるぞ」
志 「ごめ~ん、新一、さぁ一緒に座りましょう♪」
新 「なんでお前となんだよ、お前は光彦とだろ?」