第7章 小学校編-修学旅行-
哀 「どうぞ、どうぞ」
歩 「ほら、新一行くよ」
新 「元太、明日は入学式だぞそれなのにハードだぞ」
元 「なに言ってるんだ、今年は絶対優勝するんだからな」
光 「そうですね」
歩 「はい、お疲れ様、みんなタオルだよ」
元 「ありがとな歩美」
光 「今日は帰りどうします?」
元 「どっか、ハンバーガーでも食って帰ろうか?」
光 「いいですね~新一君は?」
新 「わい~い、哀が待ってるんだ」
歩 「そうだね、じゃ3人で行こうよ」
元 「そうだな、じゃ新一またな」
新 「おぉ、また明日な」
新一の下校の時は哀と志保のどちらかと帰っていいと言っていた。哀も志保も交代でご飯を作らないといけない、それに自分はサッカー部のマネージャーでその間は新一と一緒にいれるから歩美なりの二人への心遣いなのだ。しかし朝は3人一緒に登校しようと行っていた。
帰り道
新 「もう6年になるんだな~」
哀 「そうね、早いもんね」
新 「そういえば、来月修学旅行じゃなかったか?」
哀 「そういえばそうね、たしか、大阪じゃなかった」
新 「大阪か~あいつどうしてるかな?」
哀 「あいつって、服部君?」
新 「あぁ、最近連絡してないんだよな~」
あの時に新一は服部にすべてを話した。自分が工藤新一として名前を変えたこと。志保の事。それからは電話で話すくらいで会っていなかった。大阪の有名大学にかよっているのは知っていたが。
哀 「今度電話でもしてみたら?」
新 「そうだな~、旅行の場所わかったら電話でもしてみっか」
数日後
先生 「えぇ、6年生は5月に修学旅行があります、行き先は大阪です、小学校最後の思い出をたくさん作ってください」
生徒 「は~い」
先生 「では今から、班分けとバスの席順を決めたいと思いますが、それはみんなで話し合って決めてください。班は6人一組でお願いします」
こうして班分けとバスの席決めがはじまった。簡単に決まると思っていた新一だったが、これが予想以上に時間がかかってしまったのだ。原因は新一、哀、志保、歩美である。それに元太もだ。