第6章 思わぬ再開・最強のライバル
哀 「新一は・・・」
歩 (そういえば哀、新一って読んでる・・・)
「やっぱいい・・・聞きたくない・・・」
哀 志 「歩美・・・」
哀 「違うのよ歩美」
歩 「なにが、なにが違うの?」
志 「歩美落ち着いて聞いてくれる、私たちはあなたの気持ちも知ってる、だから・・・」
哀と志保は昨日の新一との事を話した。
歩 「そうなんだ・・・」
哀 「だから、歩美後はあなたがどうするかよ」
歩 (哀、志保、この二人はわたしよりずっと大人みたいな感じがする。哀は前から思っていたけど、志保も)
志 「歩美、私はどってでもいいのよ」
哀 「志保そんな言い方・・・」
志 「だってそうでしょ、ライバルは少ない方がいいし」
志保は哀をチラット見た。
哀 (なるほど・・・)
「そうね、志保の意見に賛成するわ、ライバルが減ってくれたら助かるし」
歩 (ライバル・・・二人は私の事一緒に見てくれてる)
「ちょっと待ってて哀、志保」
歩美は急いで階段を下り玄関を出た。
志 「まっこれでいいんじゃない?」
哀 「そうね、これで」
ピーンポーン
新 「はーい、どちら様」
歩 「新一君、歩美」
新 「歩美ちゃん?どうしたの、今鍵開けるから」
歩美は新一の家に入っていった。
玄関
新 「どうしたの歩美ちゃん?」
歩 「あのね、あのね新一君」
新 「ん?」
歩 「わたしも新一君が好き、前から、コナン君の時から好きでした」
新 「え、えぇぇぇ」
歩 「それで、今日哀と志保に会って昨日の話聞いて・・・」
新 (にゃろ~昨日言ってたことってこの事か・・・)
歩 「で、新一君、私もその中に入れてほしいの」
歩美は真っ直ぐ目を見開いて新一を見た。その目を見た新一はドキッとした。
新 (俺ってほれやすいのかな・・・)
歩 「駄目かな・・・?」
新 「嫌、だめって事はないけど・・・」
歩 「本当、よかった。じゃまたね」
新 「ちょ、歩美ちゃん・・・」
歩 「そういえば、私の事も歩美って呼んでね、あの二人には負けたくないから、じゃーね新一」
歩美は手を振って新一の家を出た。その後新一は一人玄関の前に立っていた。