第6章 思わぬ再開・最強のライバル
哀 「志保・・・」
志 「どうする哀?」
哀 「いいわよあなたなんかに工藤君渡さないから」
志 「あらあなたの口からそんな言葉が聞けるなんて思ってもみなかったわ」
哀 「そうね・・・わたしも思わなかった」
志 「じゃどうするこの後?」
哀 「そうね、あなたも私なら考えてる事は一緒じゃないの?」
志 「そうね、あれしかないわね」
哀 「そうね、あの鈍感な名探偵・・・」
新 「なんか背中に寒気が、そういやまだ4月だからか、部屋に入ろうかな」
新一がそう思い、部屋の中にはいった。その瞬間、 バン
勢いよく新一の部屋のドアが開いた。そこには哀と志保が立っていた。
新 「なんだ、灰原、志保」
哀 「工藤君、あのね私あなたが好き」
志 「新一、私もあなたが好きよ」
新 「え、えぇぇぇえ!」
突然の事に驚く新一。
新 「ちょっとまてオメーら」
(なんかこの展開前もどこかで・・・)
哀 「工藤君、いえ新一」
新一は哀から名前を呼ばれてドキッとした。
哀 「今からは、私も新一と呼ばせてもらうわ、志保に負けたくないから、だからあなたも、私の事哀と呼んでもらうわよ」
新 「灰原・・・」
志 「あら哀、まだ私のほうがリードしているみたいね?」
哀 「新一」
新 「わかったよ哀」
哀 (哀か・・・)
志 「で、新一あなたの気持ちを聞かせてよ、あの時みたいな返事しないでよね」
新 「・・・・」
哀 「志保それはこの鈍感な探偵さんには酷なことよ」
志 「そうね、じゃ新一私たちが時間をあげるわ」
新 「時間・・・?」
哀 「えぇ、私たち中身はもう20歳近くだけど外見は小学3年生」
志 「だから、あなたが薬でこの姿になる前の年、すなわち高校生、そうねかっこよく高校の卒業式までに答えを聞かせて頂戴」
新 「えっ」
哀 「私、まともな青春したことないし、だからそれまで時間をあげるわよ名探偵さん、この事件説いてみなさいよ」
新 「哀、志保・・・わーったよこの事件俺がといてみせる」
志 「あっ、言い忘れてたけど、もう一人入るかもしれないから」
哀 (そう・・・あの子には隠せない)
新 「誰だよ、あの子って?」
哀 「やっぱりあなたその辺は鈍感ね」