第6章 思わぬ再開・最強のライバル
一同工藤家に戻る。そして優作からことの一部始終を聞く有希子。しかし、やはり有希子はただものじゃなかった。
有 「まぁ二人とも今日から兄弟になったんだ♪」
博 「まぁそうゆうことじゃ」
有 「そういえば、名前はどうするの?二人とも灰原哀てのは無理だし」
灰 「私は今のままよ」
灰 「じゃー私は志保でいいわ」
灰 「えっ・・・」
灰 「こうゆう時に名前が二つあるっていいわよね~私て生まれてくるの運命だったのかしら、ねっ新一君、私の事今から志保って呼んでね♪」
新 「・・・志保・・・」
志 「よろしくね新一君♪」
哀 「ちょっとね工藤君もあなたも・・・」
志 「あなたね~何回言ったらわかるの、私はあなたの心の中が性格になっただけなんだからね」
志 「・・・」
博 「まぁまぁ二人とも・・・」
有 「ま、今日は志保ちゃんの歓迎会もかねてパーットやりましょう♪」
こうして、この夜博士の実験からもう一人の灰原が生まれた、一人は灰原哀、そして今日生まれたのが阿笠志保。父さんと母さん、そして博士の3人で話した結果、灰原は元々双子で志保の両親が亡くなって博士の元に養子という形で来たという事になった。いちお哀がお姉さん、志保が妹という形で。灰原は最初は納得できないようだったが、3人から説得されてそれを了解した。
新 「はーなんか大変な事になっちまったな・・・でも志保って灰原の心の中が性格になったって、それじゃ灰原は・・・」
新一は自分の部屋のベランダで一人物思いにふけっていた。
その頃、
志 「ねぇちょっといい」
哀 「なによ」
志 「あなたって本当、素直じゃないわね~」
哀 「あなたみたいな事できるわけないじゃない」
志 「いいの本当に?私が新一の事取っちゃうわよ」
哀 「・・・」
志 「あらどうしたの?」
哀 「・・・だめよ・・・」
志 「なんて?聞こえないわよ?」
哀 「だめって言ってるじゃない!」
志 「だめってなんで?」
哀 「なんでって・・・私は工藤君が好きだから・・・」
志保はその言葉を聞いて笑いだした。
志 「わかっているわよ、だったわたしあなたの心の中なんですもの」
哀 (くっ・・・忘れていた)
志 「でもね哀、私もどうせ生まれてきたんだから好きな人と一緒にいたいわ」