第6章 思わぬ再開・最強のライバル
博 「あぁ、それでフサエさんの髪を入れたと思っていたんじゃが、実は哀君の髪だったんじゃ」
新 「えぇ~!」
博 「あの時、歩美ちゃんが取りに行ってくれたじゃろ、歩美ちゃんは入れ替わった事を知らないでそのクシから一本取って来たんじゃ。どこかでフサエさんと哀君のクシが入れ替わり、もし哀君が取りに行ってたらわかったんじゃが歩美ちゃんは知らないで、それにじゃ、一本の髪でそれがフサエさんの髪じゃない事を見分けがつかなかったんじゃ」
灰 「そうゆうこと~」
新一の隣にいた灰原が口を開いた。
灰 「そうゆうこと~じゃないわよ、最初から言いなさいよ」
灰 「だって最初から言っちゃったら面白くないでしょ~」
灰 「だからって・・・」
優 「まぁまぁ、それで博士どうしましょうか?」
博 「どうするって優作君・・・わしの責任じゃからの・・・」
灰 「わたしも一緒にここで暮らすわよ」
灰 「なに言ってるのあなた」
灰 「だって、博士は子供がほしくて私を作ったんでしょ?それなら私は博士とフサエさんの子供でしょ?」
灰 「それは・・・そうだけど・・・」
博 「・・・そうじゃな、そうしようか、良いかな哀君?」
灰 「・・・そりや~博士がいいなら私はかまわないけど・・・」
灰 「やったね、これで新一君と一緒にいれるね♪」
新 「えぇっ、まぁ・・・」
灰 「ちょっとあんた離れなさいよ」
灰 「嫌ね、てかあんたなんか忘れてるんじゃなにの?」
灰 「なによ?」
灰 「よ~く思い出してみなさいよ、私が生まれる前にあなたと歩美が話してた事を」
灰 「・・・・あっ」
灰原は顔を真っ赤にした。
灰 「思い出したかしら?その顔は思い出したみたいだわね、そう私はあなたの心が人格になったのよ」
新 (そういやそんな事言ってたな・・・まてよそれじゃ灰原は俺と・・・)
灰 「あら、顔がゆでだこみたいに真っ赤よ」
灰 「う、うるさいわね、てかいい加減工藤君から離れなさいよ」
灰 「嫌よ、あなたも実はこうしたいんでしょ?」
灰 「うるさい、そうよ!」
新 「えっ、灰原、オメー」
灰 「やっと少しは素直になったわね」
そういうと新一にくっついていた灰原は新一から離れた。
優 「ま、とりあえず家に戻ろうか、有希子が料理を作って待っていることだしな」