第6章 思わぬ再開・最強のライバル
博 「えぇ!新一・・・」
博士の前では新一が誰かと抱き合っていた。その女の子は後ろ姿で顔は見えなかった。
新 「ちゃっと博士が来たから、ちょ離れろよ灰原」
その言葉を聞いた博士は、
博 「えぇ!哀君!」
博士はびっくりしていた。
灰 「嫌よ、久しぶりなんだから、もう少しこうしていたいの」
有 「まぁ哀ちゃんたら♪」
博 「あ、哀君・・・」
その時後ろから、
?「ちょっと博士、入るならさっさと入ってくれない?」
みんなが聞き覚えのある声が聞こえた。
新 有 博 「え、えぇぇぇ~」
一同ビックリ、そこには灰原の姿があった。
灰 「なによ、みんなして私の顔になんか付いてる?」
博 「いや、その、哀君・・・?」
哀 「何言ってるの博士?」
有 「哀ちゃん・・・?」
灰原はみんなの顔を見回した。その時、新一が目に入ってきた、が、誰か知らない女と抱き合っているではないか。
哀 「ちょ、ちょ工藤君何やってるの!」
新一もまた2人と同じ顔で見ていた。
新 「灰・・・原・・・え、えぇぇぇ」
その瞬間、灰原は新一の所にすたすたと歩いていき、
灰 「誰よあんた!」
新一に抱きついてる女を振り返らせた。
灰 「えっ・・・」
そこには灰原も見覚えのある顔があった。
灰 「ちょ、ちょ工藤君どお言うこと?」
新 「いや、それはこっちが聞きたい」
ここにいるみんなが呆然としていた。すると、その子は、
灰 「あら、もう来ちゃたんだ」
灰 「だから・・・あなた・・・は?」
灰 「あなたって、私は灰原哀よ」
灰 「ちょっと、灰原哀は私よ、それに何で工藤君に抱きついてたのよ」
灰 「本当はあなたもそうしたいんでしょ?」
灰 「そ、そういう意味じゃないわ」
灰 「だって心の中ではそう思ってるくせに、それを押し殺しているだ、違うかしら?」
灰 「・・・ち・・ちが」
灰 「違うって言える~?」
新 「ちょ、ちょと待てお前たち」
新一が間に入った。
新 「ちょっと待ってくれ、えっと、後から入って来たのは・・・」
灰 「わたしよ工藤君」
新 「じゃー最初に来たのは・・・」
灰 「わたしよ、新一」
灰 「あんた新一って」
灰 「なによ別に名前で呼んでもいいんじゃない?別に新一は嫌がってないわよ」
灰 「ちょ、工藤君!」