第2章 決意・告白
ここは病院の一室。そこに色々な顔ぶれが揃っていた。FBI関係者、工藤夫妻、目暮、白鳥、佐藤に高木、小五郎、妃、それに博士。
ガチャ
扉が開く。そこに車イスに乗ったコナンを赤井が押して入ってきた。
小 「コナン無事だったのか」
佐 「コナン君大丈夫」
コ 「うん。大丈夫」
みなコナンは事故にあい入院しているそれしか聞かされていた。一部を除いて。(
コ 「みんなごめんなさい」
小 「まったく心配かけやがって、今日は何だ?こんな大勢を呼んで?」
コ 「うん…」
チラリと赤井の方を見るコナン。
赤 「ここにいるみんなに今回の事を話そうとおもってな。ただし、この話は他言無用でお願いしたい」
赤井はみんなを見回した。
小 「だからなんだってんだ」
赤 「今世間のニュースになっているある組織の事だ」
赤井はゆっくりと話し出す。
赤 「コナン君はこの事件で怪我をし入院していた、あと一人と一緒に」
小 「あん、なんでオメエがあの事件に…であと一人は?」
コ 「灰原哀…」
赤 「なぜコナン君があの事件に関わっていたかと言うと…」
コ 「待って、その先は俺から…」
そう言うとコナンは眼鏡をはずした。
コ 「みなさんお久しぶりです…工藤新一です」
小 妃 目 佐 高 「えっ…」
みな言葉が出ない。
しかしコナン、工藤新一はたんたんと喋り始めた。自分が薬を飲まされ小さくなったこと、その為に小五郎の家に居候し奴らの情報が入ってくるのを待ってたこと。そして奴らのとこにFBIと灰原と乗り込んだこと。
一同が黙り混む。
目 「…まあ今までのコナンくんの行動とかを見れば納得のいく話なんじゃが…」
小 「お前はまあわかる…なんであの子が…」
コ 「あいつも俺と同じ薬を飲んで小さくなった…」
妃 (ゆきちゃん…)
妃は有希子を見つめていた。
コ 「すみませんみなさんに隠していて…」
赤 「みなさんに危険が降りかからないように彼がそうしていたのです」
小 「それでお前蘭には…」
コ 「言ってません…この後に言うつもりです…」
小 「それでもとの姿には?」
コ 「事件のことは知っておられると思います。施設が爆破されて、その薬のデータも一緒に…」
小 「ならもうもとの姿には…」
コ 「はい…」