第1章 始まり
コ 「…ごめん、とうさん、かあさん…」
有 「ダメよ新ちゃんそんな事………本気で言ってるの新ちゃん…」
コ 「あぁ…」
有 「優作も黙ってないで何とかいってあげてよ」
優 「新一…本当にそれでいいのか?」
コ 「あぁ…最初から決めていたんだ…」
優作はじっとコナンの目を見つめる。
優 「どうやら本気らしいな…」
有 「わたしは嫌よ優作!ちょっといいの?」
優 「あぁ、こいつがこう言ったら気持ち、考えを変えないくらいわかっているだろ?誰かさんに似てね」
優作は有希子にウインクしながら答えた。
コ 「とうさん…かあさん…ごめん…」
二人は顔を見合わせながらため息をついた。
有 「わかったは新ちゃん、でもね一つだけ私が言うことを聞いて頂戴」
そう言って有希子は話し出した。
コ 「ちょっとかあさん本気で言ってるのか?」
有 「本気よ♪」
(目がマジだ、この人がこんな目をしたらもう止められない)
コナンはそう思った。
コ 「わかった…でも出来るのか?」
有 「かあさんにまっかせなさい♪」
コンコン
コ 「はーい」
赤 「話は出来たか」
コ 「うん。でも…」
赤 「なんだ?」
コ 「………。」
赤 「…まああの人が考えそうな事だな」
コ 「まったく、かあさんたら何を考えてるんだか」
そう言いながらコナンの顔には笑みがもれていた。
赤 「あの子に達は?」
コ 「ああ…あいつには、蘭には別で話す…灰原にはあいつが起きてからちよんと話すよ…」
赤 「わかった…なら明日、準備は俺が」
コ 「ありがとう」
そう言って赤井は部屋を出た。
有 「なら新ちゃん♪今日は私と寝ようね~♪」
有希子は満面の笑みでコナンの方を見る。
コ 「なんでだよかあさん!」
コナンは顔を真っ赤にして言う。
優 「観念しろ新一」
コ 「わあったよとうさん」
有 「本当よかった♪」
こうして久々の家族三人での時間は過ぎていった。