第6章 思わぬ再開・最強のライバル
歩 「ねぇ博士、何の実験なの?」
博 「よくぞ聞いてくれました、今日はクローンの実験じゃ」
歩 「クローン?」
灰 「簡単に言ったら、歩美がもう一人出来るような感じ」
歩 「そうなんだ、何かすごいね~」
博 「なんせ天才じゃからの~」
歩 「で、誰のクローンを作るの?」
博 「それはな、それはわしと、フサエさんのクローンじゃ」
歩 「えっ、フサエさんは言いとして、博士のは・・・」
博 「なぜじゃ?」
歩 「だって、なんか嫌」
博 「えっ・・・歩美君・・・」
新 「俺もそう思うぜ博士」
博 「新一まで・・・」
灰 「博士の負けね、さぁ実験をしまようか」
こうして4人は博士の実験室へと向かっていった。
新 歩 「うわ~」
目の前にはなんとも見たことのないような物が置かれていた。
博 「これが、わしの大発明品じゃ」
新 「で、どうやって作るんだ?」
博 「哀君あれを」
灰 「はいはい」
そう言って灰原はクシを持ってきた。
歩 「クシ?」
博 「あぁ、人の髪の毛には、その人の遺伝子、DNAがあるんじゃそれを利用してその人と一緒の人を作るんだ、それだけじゃない、まずここでこうして、あぁしてっと」
博士は機械をいじりだした。
新 「何やってるんだ博士」
博 「ちょっと待っとけ新一」
博 「よし、まず新しく生まれる子の年齢を入れたんじゃ、わしが入れたのはお前さん達と一緒の年齢じゃ」
歩 「私たちと?」
博 「そうじゃ、どうせならお前さん達と一緒に遊んだりしてほしいからじゃ」
灰 「でもフサエさんが帰ってきて、私たちと同じ子がいたらビックリするんじゃないかしら?」
博 「まぁ、その辺は後で説明するから、フサエさんもわかってくれるじゃろう、それにじゃもう一つ面白い秘密があるんじゃ」
歩 「なにそれ?」
博 「それはじゃな、まったく同じ人が出来ても面白くないじゃろ、だから本人の心の中の人格が性格になるんじゃ」
歩 「どうゆうこと哀?」
灰 「そうね、簡単に言ったら、歩美の頭の中で考えてる事を素直に言ったり出来る人ってことかしら、もし誰かを好きって気持ちがあったりしたら、それを素直に言ったりできる人って事かしらね」
歩 「そうなんだ、なんかすごいね~」
新 「でも博士、本当に出来るのかよ?」