第6章 思わぬ再開・最強のライバル
新 「そして江戸川新一として帰って来たところで、今度は工藤夫妻の養子としたんだ、これで江戸川コナンから工藤新一になったって事だ。それに眼鏡も要らないだろうから捨てろって、本当に10歳俺が若返っただけになっちまったよ」
灰 「あのお母さんすごいわね・・・」
新 「まぁ、俺もここまでするとは思わなかった。で昨日転向の手続きをして、俺の事を知っている人に会って事情を説明してきたんだ」
灰 「ちょっとまって、博士は?」
新 「あぁ、今日の朝お前が出て行ってからしたぜ、だって昨日から家にいたんだか」
灰 「それはわかったは、でも連絡の一つでもしてくれていいんじゃないの?」
新 「それはわりい、母さんがみんなを驚かしましょうて俺の携帯なんかすべて止めてしまったんだ」
灰 「あなたのお母さんて・・・」
新 「まぁな。て事なんだ許してくれるか?」
灰 「ゆるさないわよ」
新 「なんでだよ、ちゃんと説明したよな?」
灰 (そんなんじゃゆるしてあげないわよ)
新 「なあ灰原・・・わったよお前の言うこと何でも一つ聞くからさ」
灰 「えっ・・・なんでも?」
新 「あぁなんでも」
灰 (なんでも・・・私は工藤君と一緒にいたい・・・)
灰 「そうね、じゃ~一日私を楽しませてくれない?」
新 「楽しませる?どうやって?」
灰 「そんなの自分で考えてくれない名探偵の工藤新一君」
新 「わーたよじゃ考えておくから」
灰 「じゃ今度の日曜日によろしくね」
新 「日曜ったら、もう時間ねーじゃねーか」
灰 「無理なのかしら?名探偵さん」
新 「・・・よし今度の日曜日だな」
(どうすっかなー)
灰 「じゃ楽しみにしてるわよ」
(本当に楽しみにしてるわよ)
歩 「哀~」
話が終わった頃、歩美たちが二人の元に駆け寄ってきた。
灰 「歩美・・・ごめん」
歩 「いいの、話ちゃんとできた?」
灰 「えぇちゃんと納得できたわ」
歩 「そうよかった」
新 「そういえばオメーたちいつから名前で呼び合ってるんだ?」
灰 歩 「秘密」
新 「あぁ教えろよ、俺も教えたんだから」
灰 「推理してみなさい名探偵さん。まぁ鈍感なあなたには一生解けない謎かもね」
歩 「そうだね哀」
新 「なんだそれ」
こうして5人はいつものように笑っていた。