第6章 思わぬ再開・最強のライバル
灰 (へ~あの人と同じ名前の人もいるんだ)
? 「工藤新一です」
灰 (えっ・・・)
その声は聞き覚えのある声だった。ずっと聞きたくて、ずっと待っていた声だった。灰原はその声のする方を見た。自然に涙が溢れ出してくる。その姿を見て前の席に座っていた歩美も泣き出した。灰原は自然と声が出でいた。
灰 「江戸川君・・・」
新 「よっ、灰原、江戸川じゃねーよ工藤だよ。何泣いてんだオメー」
灰 「泣いてないわよ、目にゴミが入っただけよ」
(もっどって来た彼が・・・)
先生 「二人の世界を邪魔するようだけど工藤君は席に着いてくれる、そうね席は・・・灰原さんの横が開いてたわね」
新 「は~い」
新一は言われたとおりの席に行く。
元 「コナン」
光 「コナン君」
歩美 「コナン君」
3人は久しぶりに会った友達を見ていた。歩美に限っては灰原と同じように涙を浮かべていた。
新 「またお隣さんだな、灰原」
灰 「・・・」
新 「なんだよ久しぶりに会って、今さっきは話・・」
先生 「はい工藤君、久しぶりなのはわかるけど、授業始めるわよ」
教室全体が笑っていた元太も光彦、歩美も。
休み時間
新一の周りにはいつもの面子が集まってきた。
元 「コナン何も言わずどこ言ってたんだ」
新 「わりー、色々やぼようで・・・」
光 「それに、名前まで」
新 「あぁ、それも色々」
歩 「なんで一言も言わないで行っちゃったの、心配したんだから」
新 「ごめん歩美ちゃん」
3人から色々と聞かれた、しかし灰原は無言のままだった。
新 「灰原」
灰 「なによ・・・」
新 「なによは無いんじゃないか?」
灰 「かってにどっか行って、名前まで変わってふらっと帰ってくる何なの」
新 「ごめん、色々あってな・・・」
灰 「さっきから色々色々って何!」
新 「また後で話すよ」
元 「そうだなきちんと話してもらわないと俺たち納得できなーよ」
新 「後でな」
キーンコーンカーンコーン
先生 「はーい席に着いて」
歩 「じゃコナン、じゃなっかた新一くん昼休みにちゃんと聞かせてね」
新 「わかったよ」
(あいつ(灰原)なに怒ってるんだよ?)
灰原を横目で見る新一、しかし灰原は、
灰 「フン」
向こうの方を向いてしまった。