第5章 突然の別れそして・・・
しかし返事がない。
灰 (先に出たのかしら)
灰原は一人で学校へ向かった。
歩 「哀ちゃん~おはよう」
灰 「吉田さん、おはよう」
歩 「あれ?コナン君は?」
灰 「さぁ、先に行ってるみたいよ、家にいっても誰もいなかったから」
歩 「そうなんだ」(なんか元気ないな哀ちゃん…)
元太と光彦が前を歩くなか二人は後ろから着いていく。
歩 「ねぇ…哀ちゃん?」
灰 「何吉田さん?」
歩 「哀ちゃんてコナン君の事…」
元 「歩美、灰原、急がないと遅刻するぞ」
歩 「うんうん、何でもない、いこ、遅刻するよ」
歩美は灰原の手を取り学校へ走り出した。灰原は歩美の言いたい事がわかっていた。歩美のコナンへの気持ちも、そして言えないでいた自分の気持ち、コナンへの思い、好きだと告白したこと。灰原の事を親友だと思って接してくれる歩美、彼女の気持ちを知っているから余計に。
元 「ふぅ~なんとか間にあったな」
光 「元太君が遅いからですよ」
そう言いながらみんか席に着く。灰原も自分の席に座る。ちらっと隣を見るがコナンはいなかった。
灰 (あれ…)
先生 「は~いみんな席について」
みんなが席に座る。
先生 「みなさんにお知らせがあります、急な事ですが江戸川君が両親の仕事の都合で転校することになりました」