第4章 恋の始まりの
-哀ちゃんへ
哀ちゃんごめんね、あの時の約束守れなくて。私明日海外に留学するの。私が新一に告白したのは自分の中でけじめをつけたかったから。でも哀ちゃんを見てたら昔の私みたいに自分の気持ちを言えなくて、素直になれなくて、哀ちゃん可愛いんだからもっと自分に自信を持ってね。あいつの事よろしくね、他の女にとられないようにね。
Ps いつかまた会えた日にはみんなでどこかに行こうね。
コ 「なあ灰原」
灰 「なあに?」
コ 「俺、お前が好きだ」
灰 「えっ、なによいきなり…あいつには、蘭には言えないままこうなった、だからお前は、お前には俺の気持ち伝えときたくて…」
灰 「うん…」
コ 「うんてなんだよ」
灰 「なによ」
コ 「だからさ…」
灰 「だからなによ」
二人は同時に笑い出した。
コ 「やっぱお前はそうでなくっちゃ」