第4章 恋の始まりの
コ 「…………」
(イライライラ、何してんねん工藤)
(ちょっと平次、みつかってまうよ)
コ 「俺は……」
バタン
いきよいよく扉が開く。
平 「あぁ、じれったいな工藤!見ていて体がかゆーなるわ」
コ 蘭 灰 「え!」
みんなの視線が服部に突き刺さる。その後ろから和葉がゆっくりと現れた。蘭と灰原は顔を赤らめた、今の話を聞かれた事をわかっていた。
平 「さっさと答え出さんかい、事件の時の推理みたいに」
コ 「バカ!服部そんな簡単なもんじゃねえよ!」
和 「そうやで平次、そんな簡単なことやないんやで」
平 「なんでや?毛利のねえちゃんか茶髪のねえちゃんどっちか選ぶだけやんか」
和 「まぁ、そうやろうけど…」
平 「で、どないするんや工藤」
平次はにゃっと笑ってコナンを見た。
コ (あんにゃろー、他人事だろうと楽しんでやがるな)
みんなの視線がコナンに突き刺さる。
コ 「わぁーったよ、俺の答えは…」
蘭 灰 平 和 (ドキドキ)
コ 「おれの答えは…ごめん。」
蘭 灰「……」
コ 「最後まで聞いてくれ。俺はこのままの姿でこれからは生きていく。江戸川コナンとして。だからもう一度最初から二人と今から向かいあって決める…てのはダメかな?」
平 「はぉー工藤、お前ってせっこいやっちゃな」
コ 「うるせえー、これが今俺が言える気持ちなんだよ」
平 「て事はなにかお前どっちとも好きなんか?」
コ 「………」
顔を赤らめる。
蘭 「わかったわ新一…哀ちゃんは?」
灰 「えぇ、蘭さんがいいのなら…」
二人は顔を見合わせて嬉しそうに微笑んだ。
そして2週間後……