第3章 本当の気持ち
コンコン
扉を叩く音がする。
その瞬間コナンは灰原のおでこから自分の顔を離した。
灰 「どおぞ」
ガチャ
扉が開き入ってきたのは蘭だった。
コ 「蘭…」
灰 「蘭さん…」
蘭 「哀ちゃん…大丈夫?」
灰 「えっ…えぇ」
灰原は蘭の顔を直視することができない。蘭はコナンを見て、
蘭 「新…コナンくん少し二人で哀ちゃんと話をさせてくれるかな?」
コ 「えっ…」
コナンは驚いた。その言葉を聞いて灰原の方をちらっと見る。コクンとうなずく灰原。
コ 「うん…」
コナンは部屋を出た。
蘭 「哀ちゃん座っていい?」
灰 「ええもちろん」
蘭 「コナン君、いや新一から聞いたわ全部…」
灰 「ごめんなさい蘭さん…私のせいで…私の」
灰原の目からは涙が溢れていた。
蘭 「いいのよもう」
そう言ってやさしく灰原を見つめていた。
灰 「でも私は…」
蘭 「ねえ哀ちゃん、今日はねその話をしに来たんじゃないんだ」
灰 「えっ…」
蘭 「私ね…やっぱ新一が好きなんだ」