第12章 最悪の事件・・・
その行動は夏休みに入るまで続いていた。そして終業式が終わったその日の夜、3人は博士の家で夕食を食べていた。博士もいつもと違う二人の態度を不振に思っていた。そして夕食後、フサエと哀と志保は片付けをしていた。その頃リビングでは博士と新一が話をしていた。
博 「新一、どうしたんじゃあの二人は?」
新 「しらねーよ、この前博士の家で飯食って帰ってからずっとあの感じなんだよ」
博 「そういやその前は喧嘩してたんじゃなかったかの?」
新 「喧嘩じゃねーけどな」
博 「そういや理由はなんじゃ?」
新 「あ、くだらねー事だよ」
そう言いながら新一はその時の事や、夏休みが明けて少しの間アメリカにいく事を博士に話した。そしてその後の事も・・・
博 「新一、わしも気になるんじゃがなぜ危ないんじゃ?」
新 「あ、それは・・・」
博 「その間はうちにいればいいじゃろ?それにフサエさんもいるんじゃし」
新 「そんなんじゃねーよ・・・ただ・・・」
新一のトーンは下がっていった。
博 「ただ、なんじゃ?」
新 「ぜってーあいつらには言うなよな博士」
そう言いながら新一は博士に話し始めた。
新 「危ないってのはな・・・あいつら博士から見てどう思う?」
博 「どう思うって?いい子じゃよ、それに前より綺麗になったし」
新 「そこなんだよ博士」
博 「どこなんじゃ新一?」
新 「あいつら中学生になって綺麗になっただろ?俺ももちろんそう思う、だからあいつらに告白する奴が多いんだよ、同じ学校ならまだしも、他校の奴らもだぜ。いつもは俺が一緒にいるから他校の奴はいいんだが、俺がいない間にそんな奴が増えそうでな」
新一は少し顔を赤くして博士に答えた。
博 「ならそう二人に言ったらいいじゃないのか?」
新 「ばーろー、恥ずかしくてそんな事いえるか。博士今の事あいつらにはぜってー言わないでくれよな」
博 「しかしそんな事言ってもの~いつまでも今のままではの・・・」
新 「いいんだよ。じゃまたくるから」
そういい残し新一は自宅へ帰って行った。その姿を見ていた博士は困った顔をしていた。