第11章 中学入学
そして6人も中学生活に慣れ始めていた。元太と光彦は中学に入りサッカー部へ、歩美はまたサッカー部のマネージャーになっていた。別々のクラスになって前ほど話さなくなったが部活では一緒になり、時々は休みの日に昔のように博士の家で集まって遊んだりしていた。そして新一達は、
新 「めんどくせいな~」
哀 「しかたないでしょ?」
新一は中学生の勉強に飽きていた。そして段々と授業をサボるようになっていた。その事に先生も注意するがテストをするといつも満点をとるし、サッカーでもいきなりレギュラーを取ってスポーツもできる子に中々手を焼いていた。今日も授業を抜け出し屋上でサボっていたのだった。そこに先生から言われて哀と志保がやってきたのだった。
哀 「教室に戻ってくれないかしら?毎回あなたが授業サボるおかげでいい迷惑なんだけど?」
志 「いいじゃない哀?こうして私達も退屈な授業聞かないでいいわけだし」
哀 「志保まで・・・もう・・・」
新一達はこうして時々授業をサボっていた。しかしそれを言える先生もいなかったのだ。
新 「さ、部活だ」
授業が終わり新一は鞄を持っていの一番に教室を出て行く。
その姿を見た哀は、
哀 「まったく、授業でもその位の意気込みがあっていいものなのに・・・」
志 「しかたないよ哀」
哀 「そうだけど」
そう言いながら教室で新一の部活終わるのを待っている二人であった。
こうして月日は流れていく、そしてあの事件が起こるまではこのような日々が続いていくのであった。