第10章 中学生活の始まり
志保はブルーのミニのワンピースを着ていた。その格好はいかにも春らしい格好だった。それにとても中学生とは思えない内面からでる色気をかもしだしていた。それを見ながら新一は
新 (ま、これならナンパされるのも無理ないか・・・)
そう思っていた。
新 「そういや今日はどこに行くんだ?」
歩きながら新一は志保に聞いた。それを聞いた志保は満面の笑みをうかべ、
志 「今日はねハイキングに行こうかなっと」
新 「ハイキング~?」
少しめんどくさそうに新一は言った。
志 「ハイキングと言っても、ほとんどバスだから歩かなくていいよ~。だって新一、事件、事件で家にいても小説ばっかり読んでるから時には緑の中でリフレッシュしなきゃね」
新 「あぁ、そうだな時にはいいか」
志 「じゃ早速行こう」
そう言って志保は新一を引っ張るように歩き出した。そして目的のバスに乗りちょっと遠くの、と言ってもバスで30分くらいの丘の上に広い公園がある場所へ向かった。その頃家では、片付けを終えた哀が携帯で志保に電話していた。しかし、志保の携帯は電源が入ってないらしくつながらなっかた。
哀 「まったくもう、これどうするのよ?」
そう言って哀は志保が作った弁当を見つめていた。
その頃目的地に着いた二人は、
志 「う~ん。気持ちいいね~」
新 「そうだな」
公園の遊歩道を歩いていた。
志 「久しぶりに事件の事忘れてこするのもいいんじゃない?」
新 「そうだな、時にはいいもんだな」
二人は手をつなぎ散歩していた。春らしい陽気に、緑の間からもれる光、二人は歩いていた。
志 「ねぇ新一?」
新 「なんだ?」
志 「どうしてデート受けてくれる気になったの?」
新 「そうだな・・・もう中学に入るし、お前達と親権に向き合わなければならいないと思ったからかな?」
新一は志保の顔を見つめながら言った。
志 「ありがとう///」
志保は少し顔を赤くした。その後二人の間に会話は無かった。しかしお互いそれさえ心地よくなっていた。そして遊歩道の奥の展望台に着いた。
志 「うわ~いい眺めだね」
志保は目の前に広がる絶景に感動していた。
志 「こうしてまた二人でどこか行きたいね~」
新 「そうだな、これからはこうして二人だけで出かけること増えるかもな」