第10章 中学生活の始まり
テーブルについてメニューを決めて待ってると。
哀 「こうやってあなたと出かけたら大体事件に巻き込まれるのがいつもの事なんだけど・・・」
新 「いくら俺が事件に巻き込まれやすいからって、たかが飯食いに来ただけだぞ?」
志 「でも新一、事件を呼び寄せるから・・・」
新 「お前達な・・・」
そう話をしながら注文した料理を待っていた。しかし2人の予想と反して料理が運ばれてきた。
新 「ほらな、そう簡単に事件なんておきねーて」
新一は自慢げに料理を食べながら言った。こうして何も起きないまま3人は食事を終えた。
哀 「時にはこうしてゆくっり外で食べることができたわ」
新 「おいおい・・・」
3人は食後のコーヒーを飲みながらゆっくりとしていた。
新 「そろそろ帰ろうか?」
志 「そうね、もう暗くなってきたことだし」
そう言って3人は会計をしようとレジへ向かった時、事件は起こってしまった。
「きゃーーー」
ウエイトレスの悲鳴が店内に響き渡った。
哀 「あなたってやっぱり・・・」
志 「事件を呼び寄せる何かを持ってるんじゃ・・・」
二人は新一を飽きれたような目で見た。
新 「・・・あはは・・・」
こうして新一の通報から目暮、佐藤、高木がやってきていつもの面子がそろった。しかし事件は新一のおかげであっというまに解決した。
目 「いつもすまんな、工藤君」
新 「いえいえ、たまたま居合わせただけですから」
目暮は新一の肩を叩きながら言った。
哀 「警部、この人事件を呼び寄せるの得意ですから」
後ろから哀が言った。
目 「ま、哀君もそう言わず・・・」
目暮はそう言いながら冷や汗を拭った。
志 「さ、新一帰ろうよ」
志保が哀の後ろから出てきた。それを見た目暮は、
目 「哀君が二人???」
新 (やっべ、警部達には話してなかった)
新一は志保の存在を目暮たち警察の人達には話していなかったのだ。
目 「そうなのか、びっくりしたぞ工藤君」
佐 「もう、一言言ってくれてたらよかったのに」
そう言って3人は顔を見合わせていた。
目 「もう遅い時間だな、佐藤、高木この3人を自宅まで送って行ってくれ」
佐 「はい分かりました」
そう言って佐藤が運転する車の後部座席に3人は乗り込んで自宅へ帰って行った。その帰り道、