第3章 本当の気持ち
コナンは灰原が目を覚まして次の日病室へ。
コ 「入るぞ~灰原」
そういって扉を開ける。
灰 「ちょっとまだいいて言ってないけど」
コ 「でどうなんだよ具合」
そういいながら、灰原のベットに座る。
灰 「だいぶいいわ」
コ 「そうよかったな、なあ灰原」
灰 「なによ」
コ 「ちょっと話があるんだけどよ」
灰 「そうね・・・私もあの後の事をあなたに聞きたくて・・・」
コナンは今日の新聞を灰原へ手渡した。
灰 「なによ新聞なんて、それより・・・」
コ 「いいから見てみろ、それが俺の話」
灰原は言われたととおり新聞を見る、すると灰原の顔色が一気に変わる、
灰 「な、な、何なのよこれ」
怒りにもみちた灰原がコナンを見る。
コ 「そういうことだ」
灰 「そういうことじゃないでしょ、説明してよ」
灰原はコナンに詰め寄ろうとする、
灰 「工藤新一死亡。なんで、なんでこんな記事が出てるのよ、なんで・・・」
コ 「オメーがまだ眠ってるとき、すべて話した、組織のことも薬で小さくなったことも」
灰原は言葉もでない、かろうじて声を出した
灰 「薬のデータが・・・?」
コ 「あぁ、俺らが気を失ってジンが建物を爆破したんだ・・・
赤井さんは俺らを建物外に出すことを優先にしてくれて俺たちはなんとか助かった・・・だから俺は江戸川コナンとして生きる、生きていく」
灰 「・・・・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい」
灰原は大粒の涙を流しコナンの背中に顔をうずめた。
コ 「泣くな、灰原もう大丈夫だから」
灰 「なにが大丈夫なの、私はあなたの人生を狂わせた、あなただけでなく、あなたの周りの人すべての人を」
コ 「大丈夫もう終わった事だ。組織は無くなった、お前はもう隠れて生きる必要がなくなった」
灰 「蘭さん・・・には・・・」
コ 「あぁ、伝えた・・・」
灰 「そう・・・彼女は?」
コ 「さぁ、話をしてから会ってない・・・大丈夫蘭は強い女だ」
灰 「でも・・・」
コナンは振り返り泣きじゃくる灰原をやさしく抱きしめた。
灰 「えっ・・・」
コ 「大丈夫だから、お前が気にすること無いから」
コナンは灰原をやさしく抱きしめた。その胸の中で泣く灰原。
コ 「こっちこそごめんな、守ってやると約束したけど、守ってあげれなくて」