第9章 これからそして卒業
哀 「ごめん、先に帰るわね」
そう言って哀は先に帰って行った。
元 「なんか変だな灰原」
光 「そうですね」
歩 「新一、志保何か聞いてない?」
新 「俺は何も聞いてない」
志 「私も何もきいてないわよ」
歩 「そっか・・・」
こうしてみんな哀の事を話しながら帰って行った。こうして哀の様子が変なまま進路を決定する12月を迎えた。その前日の帰り道、3人は、ほかの3人と別れて帰っていた。
新 「で、哀どうするんだ?」
哀 「なにがよ?」
新 「なにがって、オメーな明日だぞ返事するの。俺と志保はもう決まって、断りは入れてあるからいいけど、オメーまだじゃないか?」
志 「そうだよ哀、どうするの?」
哀 「そうね、明日までに決めるわ」
新 「なんだよそれ?」
その時、新一の携帯が鳴った。
有 「あらしんちゃん~久しぶり♪」
新 「か、かあさん?どうしたんだよ急に」
有 「久しぶりに新ちゃんの顔見たくなって~帰ってきたのよ。もちろん綺麗になった哀ちゃんや志保ちゃんも見にね♪」
新 「まったく、いつも急に・・・で、一人かよ?」
有 「もちろん、優作も一緒よ♪」
新 「父さんも?原稿はいいのかよ?」
有 「もちろん、もうかき終わってるわ、それに今博士の家にいるのよ」
新 「博士の?」
有 「えぇ、ちょうどフサエさんもいらっしゃるから、どうせなら家でパーティーでもしようかなって♪」
新 「いつもいきなりだな・・・」
有 「そうゆう事で早く帰ってきなさいよ新ちゃん♪」
そうして電話は切れた。
志 「有希子さんから?」
新 「あぁ、なんでも帰ってきてるからみんなで夕食でもって」
志 「久しぶりに有希子さんに会えるのね」
新 「なんかうれしそうだな?」
志 「まぁね~」
そう言いながら、新一は哀の方を見た。
新 「哀、もちろんお前もな」
哀 「わかってるわよ、有希子さんの誘いを断れるわけないでしょ」
新 「それもそうだな。じゃ、帰って準備できたら博士とフサエさんと家に来いよ」
そう言って3人は別れた。
そして夕食時、有希子はいつものテンションだった。
有 「久しぶりね~哀ちゃん志保ちゃん」
哀 「お久しぶりです有希子さん」
志 「有希子さんいつ見てもお綺麗で」
有 「あら~志保ちゃんお上手ね♪」