第9章 これからそして卒業
一人自宅に帰った哀。玄関のドアを開けると、
フ 「あらお帰りなさい哀ちゃん」
哀 「あ、フサエさん。ただいま」
久しぶりにフサエが海外から帰って来ていた。
フ 「哀ちゃんご飯もうすぐできるから着替えてきたら?あらそう言えば志保ちゃんは?」
哀 「もうすぐ帰ってくると思うけど。じゃ着替えてきます」
そう言って哀は自分の部屋に入った。一時たって玄関に志保の声が聞こえた。志保とフサエさんは楽しそうになにやら話していた。
夕食後・・・リビングでは久しぶりに博士とフサエと哀、志保が集まっていた。
志 「・・・でね~わざわざ呼ばれたのよ」
志保は今日の話を博士とフサエにしていた。
博 「それで志保君はどうすんじゃ?」
志 「もちろん私は、新一と一緒の帝丹にいくわよ」
博 「そうか。で、哀君は?」
哀 「私は・・・ちょっと考えてる」
博 「そうか。わしゃ、てっきり帝丹にいくのだと・・・」
フ 「そうね私もそうだと思っていたわ」
哀 「うん・・・ちょっと考えておくわ」
そう言って哀は自分の部屋に戻って行った。
志 「哀?」
フ 「なにか悩み事かしら?」
博 「さぁ?」
次の日の朝、哀が早く起きて朝食の準備をしようとキッチンへ降りていくと、そこにはフサエの姿があった。
フ 「あら、哀ちゃんおはよう。もうすぐ朝ごはんできるわよ」
哀 「あ、おはようございます。すいません私が」
フ 「いいのよ。私もあんまり家にいないから、時には私が作るわよ。お弁当もできてるわよ」
哀 「ありがとうございますフサエさん」
フ 「哀ちゃん、何か悩み事あったら相談してね」
フサエは笑顔で哀に言った。
哀 「あ、ありがとうございます」
フ 「志保ちゃんを起こしてきてくれる?」
哀 「はい」
こうして哀は志保を起こしに行き、朝食を4人で食べいつものように新一と学校へ向かった。
新 「なんか元気ねーな哀?」
哀 「そうかしら?」
志 「そうよ、昨日から元気ないよ?」
哀 「別にいつもと変わらないわよ」
こうして学校へ着いた3人は教室へ入っていった。すると元太が、
元 「新一、おめー帝丹やめるのか?」
新 「なんだよいきなり」
元太が新一に詰め寄った。
歩 「哀も志保も?」
哀 「えっ?」