第9章 これからそして卒業
校 「なんで君達を呼んだかといったらな。これじゃ」
そう言って校長先生は大量の紙を取り出した。
新 「なんですかこれは?」
校 「これは、君達への各中学からの特待生として受け入れたいという調査、推薦書じゃ」
新 「はぁ・・・」
校 「まずは工藤君、君にはサッカーの推薦が20校、県外をとわず来ておる。それに灰原君と阿笠君は10校から来ておる」
哀 「工藤君はわかりますが、なぜ私たちまで?」
校 「君達二人は、全国模試で1位.2位でそれも毎回じゃからの工藤君も3位じゃが。それで各中学から打診があっての~」
志 「はぁ・・・」
3人はため息のようね返事をした。
校 「うちも私立の小・中・高・大の進学校じゃが、うちから名門校に行ってもらえるなら、わしの鼻も高くなるんじゃよ」
そう言って校長は笑っていた。
先生 「今すぐ決めることわないから、家に帰って親御さんとよく話しあえ」
新 「はぃ・・・」
3人は校長室を出て家路についた。その話をこっそり元太達は聞いていた。
元 「おい、あいつらどうすんだろ?」
光 「そうですね~もしかしたら・・・」
歩 「ばらばらになっちゃうのかな・・・」
そう言いながらこの3人も家路についた。
哀 「で、新一あなたはどうするのよ?」
新 「俺か?俺はもう決まってるよ。お前達は?」
志 「私は新一と一緒の学校に行くよ~」
哀 「私は・・・考え中」
志 「うそ~哀ってば別の所に行くの~ならライバルがいなくなるね」
哀 「・・・で、新一はどこに行くの?」
(そりゃー一緒の所に行きたいけど・・・)
志 「私も聞きたい~」
新 「俺は今の学校に残るよ」
志 「えっ、なんで~?」
新 「工藤新一は高校2年生で終わった。だからその先を越える為にも俺はこのままでいいんだ」
志 「でもサッカーの名門校、全国の強豪からもきてるんでしょ?」
新 「そりゃー来てるさ、でもサッカーは探偵をするうえでの運動神経をそなえる為にやってるから。別にプロになりたいわけじゃないし」
志 「そっか、なら私も帝丹にのころ~」
哀 「・・・・・」
新 「で、哀は?」
哀 「考え中だってば」
そう言って哀は一人先に帰っていった。
志 「なんで哀あんな態度なの?」
新 「さぁ?」