第8章 サッカー大会と歩美の恋
新 「わかった・・・」
歩 「私は二人とは親友と思っている、今もこれからもずっと。だから新一がどちらか選んでも二人とも納得するからね」
新 「・・・そうだな」
歩 「お腹すいた~哀と志保早く帰っててこないかな。私迎えに行ってくる」
そう言って歩美は新一の家から出て行った。涙を流しながら。
歩美は新一の家を出た。涙を流しながら。いつしか歩美は公園に着いていた。一人ベンチに座る歩美。その時、
志 「だから今日はハンバーグがいいって」
哀 「もうなんでもいいわよ、あなたが作るなら、あれ歩美?」
哀がふと公園のベンチに座っていた歩美を見つけた。
哀 「歩美?」
哀と志保は歩美の方へ近づいた。
歩 「哀、志保・・・」
歩美は哀の胸に飛び込んだ。
哀 「歩美、どうしたの?それになんで泣いているの?」
歩美は哀の胸の中で涙をこぼした。もう一生分泣いたと思うくらいに。二人は何となくその理由を感じていた。歩美は哀の胸の中で泣きながら二人に話した。その話を二人は今は親友として聞いていた。
志 「歩美・・・」
歩 「でもね、私は後悔していないよ。だってファーストキスは大好きな人としたから」
歩美はいつもの笑顔で言った。しかし目からは涙がこぼれていた。
哀 「歩美、ごめんね・・・」
歩 「哀、なんであやまるの?」
哀 「え・・・・」
歩 「哀も志保も何も悪いことしてないじゃない、それに二人のうちどっちかも私と同じようになるんだよ」
歩美は笑いながら言った。今度は涙を拭いて。
志 「歩美笑えないわよ?」
哀 「同感ね」
歩 「そうかな?でもこれからは私は親友として3人を見ていくからね」
哀 「歩美・・・」
志 「歩美の為にも哀には負けれない」
哀 「わたしも志保にだけは負けないわよ」
歩 「でも、他にライバルができたりして~」
哀 志 「歩美~」
歩 「ごめんごめん冗談だから♪」
志 「そうだ歩美、ご飯食べていかない?」
歩 「いいよ、今日は」
哀 「そう?」
歩 「また今度ご馳走になるから~」
志 「わかったわ」
歩 「はやく帰らないと新一待ってるよ」
哀 「そうね、じゃ歩美またね」
歩 「うん。またね」
こうして歩美と哀、志保は分かれた。二人は新一が待つ家へと戻って行った。