第1章 出会い
入学式から何週間かたち、私は楽しい学校生活を送っていた。
「大輝ー、もう授業終わったよ!」
青 「ふぁ~ねみっ」
「教科書見せろって言っといて爆睡はないでしょ」
青 「おまえの鼻歌眠くなる。」
「え?歌ってた?」
青 「無意識かよ!」
そう言って笑う大輝。
つられて私も笑う。
大輝と仲良くなれて嬉しいな。
桃 「大ちゃん!ノート返してよ!」
「あ、さつき!」
私は大輝の幼なじみの桃井さつきとも仲良くなっていた。
ふたりはなんだかんだ言いながら仲がいい。
桃 「奏!大ちゃん、また教科書忘れたの?」
「そおなんだよW」
桃 「もう!しっかりしてよね!」
「ほんとだよ、大輝!」
青 「うるせーよ、お前ら!」
その時、仲がいい葵が私のとこにきた。
葵 「奏、また呼び出しだよ~!モテるね、相変わらず!」
「え?行かなきゃだめ?」
葵 「一応行ってきな。」
「うん、わかった...」
私は足取りも重くその人のとこへ向かう。
また告白かなー
なんで私のこと知らないのにそんなことできんだろ。
? 「好きです。」
「!!!」
告白だとわかっていても付き合うのはあり得ないと思っていてもこの言葉には反応してしまう。
「ごめんなさい、私はあなたのこと知らないから」
? 「じやあ、友達からよろしく!」
そう言って彼は走って去っていく。
「え、ちょっと、なんなのー」
名前も名乗らないでいっちゃうなんて。
まいっか。
顔はかっこよかったけどW
「教室戻ろ」
教室に戻ると葵もさつきもいなくて、大輝はまた寝ていた。
「大輝ー、ただいま!」
青 「...」
「ばーか」
無視しないでよ。
って寝てるから聞こえてないのか。
あーなんか大輝みてたら私も眠くなってきた。
私は意識を手放した。