第1章 出会い
入学式が終わり、教室に入ると小学校からの顔馴染みが数人いて安心した。
みんなとわいわい話して自分の席に着いた。
隣の席の人は机に伏せて寝ている。
私は窓の外を見つめて鼻歌を歌って先生を待った。
? 「歌、うめーな」
「!!!」
隣の人がむっくり起き上がって話しかけてきた。
「ビックリした!私は#NAME2奏です、よろしくね!」
「青峰大輝!よろしく!」
感じ良さそうな人。
ってか髪が青い。
青 「歌手なのか?」
「え?ちがうよW」
青 「すげー歌うめーからそうなのかと思った!」
「そう?ありがとう!」
誉められるとやっぱ嬉しいな。
その後、青峰くんといっぱい話した。
バスケ部に入ること、
幼なじみがいること、
バスケについて熱く語る彼はバスケが大好きなんだなって思った。
先生が来て、自己紹介をしたりしていると青峰くんは眠いのかコクリコクリとなっていた。
「ふふっ」
そんな彼を見ておかしくて笑ってしまった。
青 「ねみーんだからしょーがねーだろ!」
「しょーがなくないしっふふ」
青 「笑うなよW」
なんだか楽しい中学時代になりそうだなーって思ってニコニコが止まらない。
歌を歌いたーい!
けど、先生いるし辞めておこ。
その日の放課後。
青峰くんはバスケ部の見学に行くと言って楽しそうに教室を出て行った。
「いってらっしゃい!」
私が言うと青峰くんはニカッと笑って手を振ってくれた。
私も小学校から一緒の葵と一緒に家に帰った。