第1章 出会い
今日も音楽室に向かう。
あれから赤司くんは一度も来ていない。
なんか寂しい気持ちになった。
「誰だろ、」
音楽室からピアノの音が聞こえてきた。
そっとドアを開けた。
「うわっうま~ってか綺麗!」
ピアノをひいていたのは男の人だった。
でも綺麗だと思った。
? 「誰なのだよ?」
なのだよ?W
「あ、ごめんなさい!ピアノ上手ですね!」
? 「そうでもないのだよ。」
彼は面白い語尾をつけてる。
彼はピアノから立ち上がろうとする。
「あ、待ってください!一緒にひきませんか?さっきの曲!」
彼の隣に椅子をもっていく。
彼はビックリしたような表情をしている。
けど、弾きたいから関係ないW
「いくよっ」
私はピアノをひきはじめた。
? 「ふっ」
彼は一瞬笑って一緒に弾いてくれた。
気持ちよくなった私は曲に合わせて適当に歌をつける。
彼はときどき、音を外していた。
ってか指ながー!
「楽しかった!ありがとう!」
曲がおわり、彼にお礼を告げる。
? 「なかなかうまいのだよ。」
彼は眼鏡を持ち上げて言った。
「誉めてくれてありがと!」
? 「じやあ、俺は部活に行くのだよ。またやってやってもいいのだよ。」
「ほんと?またやろうね!」
彼は音楽室を出て行った。
ツンデレなのかなW
「あ、名前聞くの忘れた!」
また来てくれるよね。
楽しみだな。
彼の座っていた椅子に座り直し、ピアノを弾いた。