第2章 気づいた自分に吐き気がした
私の反応が思っていた感じではなかったのか
知ったことではないが
ものすごく傷ついた顔をされた
え、なに本当になに
どうでもいいけどイケメンの傷ついた顔って
よく分からない罪悪感に襲われますね
てかこのぐらいでよくそんな顔できるな
「離していただけないなら
人を呼びますけど」
「え、」
しめた 力が緩まった
チャンスは勿論逃しません
無理やり手を払い除けた
くそ、荷物が邪魔
今度から絶対右手で持とう
「失礼します」
まだ何か言いたそうっていうか
言いかけていたんだけど
聞く気は微塵もない
せっかく先輩に優しくしてもらって
ウキウキだったのに
一気に台無しにされた感じ
これは美味しい何かを食べなきゃ
やってられませんな
真っ直ぐ帰るつもりだったけど
コンビニ寄ってスイーツ買おう
確か一昨日から新発売で期間限定の
プリンが売ってた気がする!
よし、決定
ついでにお酒も買っちゃおうかな
デブ活なんて知らない