第38章 シャボン玉の島
モモが抵抗できなくなったのをいいことに、ローの指はどんどん大胆さを増していく。
身体を割り込ませて脚を閉じられないようにしたあと、ショーツをずらして恥ずかしく濡れた秘部を外気に晒した。
「……ッ、ふ…ッ」
明るい場所で、それもキッチンのテーブルの上で、恥ずかしい箇所をまじまじと見られ、羞恥で息が止まりそうだ。
ローの目には、モモの蜜口が彼の指を飲み込む様が生々しく映っているのだろう。
その事実に泣きたくなる。
しかし、ローはというと、モモとはまったく別の感情に支配されていた。
彼女にこんなふうに触れるのは、いったい
何日振りだろうか。
あれからキスは何度かした。
でも、それだけじゃどうしても足りないのだ。
ローの中には2匹の獣が住んでいる。
1匹は、モモが傍にいれさえすれば常にご機嫌で、ゴロゴロと喉を鳴らす獣。
けれどもう1匹の獣は、それだけじゃ満足できない。
キスがしたい、抱きしめたい、繋がりたい。
そう叫んでは、牙を剥くのだ。
ローでさえコントロールできないこの感情。
感情は制御できないまま、大きくなって溢れ出す。
だからモモが嫌がっているとわかっていながらも、自分を止めることができないのだ。
「ふ…ッ、……ん。」
両手で口を塞ぎ、必死にローの愛撫に耐えるモモ。
そんな彼女の姿に、ローは例えようもない喜びを感じている。
嬌声を漏らすことを必死に堪え、顔を真っ赤にさせるモモはなんと可愛らしいことか。
そしてそんなモモの心境とは裏腹に、彼女の花芯はぐっしょりと濡れ、新たな蜜を溢れさせた。
そのギャップがなおさらローを煽り、興奮を呼び寄せる。
ああ、クソ。
ヤリてェ…。