第24章 幸せを呼ぶ潜水艦

絶頂に打ち震え、ローの背中に回した手が、先ほどと同じように爪を立てた。

するとローはなにかを堪えるように表情を歪ませる。

｢……ッ｣

ハァ…、と荒く息をしてモモの首筋に噛みつき、キスを散らす。

｢ん…。｣

｢…この状況で煽るとは、いい度胸じゃねェか。｣

別にそんなつもりはないけど…。

ローは押し込んだばかりの屹立を一度先端まで抜き、再び最奥までズプンと穿った。

｢あぁ…！｣

達したばかりのモモに、その刺激は強すぎる。

ぬるつく蜜壁がまたしてもローを締め付けた。


｢…キツすぎ…だ、もっと力を抜け。｣

さもないとすぐに果ててしまいそうだ。
ローのプライドがそれを許さない。

｢んん…ッ｣

そんなことを言われても、力の抜き方なんて忘れてしまった。

お腹の奥が切なくて、もっと奥にきて欲しくて、締め付けを止められない。


｢チッ…、どうなっても知らねェぞ。｣

舌打ちをひとつ吐くと、ローはモモの脚を抱え上げ、激しく腰を打ちつけてくる。

｢はぁ…ッ、あッ、ロ…ーッ｣

待ちに待った刺激がモモの頭を揺さぶった。

散々煽られたせいで、ローにもいつもの余裕はなく、乱暴に責め立ててしまう。

溢れる蜜がローにまとわりつき、屹立の動きを滑らかにする。

｢あ…ッ、や…ぁ、ひ…あァッ｣

フルスピードで律動を繰り返すローの肉棒が、モモの感じやすい箇所を何度も抉る。

｢悪いな…ッ、優しく…してやれねェ…！｣

こんなつもりじゃなかったのに、モモの身体を貪る動きが止められない。


｢は…ぁ、あ…ロー…、もっ…と、もっと…強くして…。｣

強く、強く、もっと貫いて…。

忘れさせてくれるんでしょう？

ううん、本当はもう、海兵の感触など綺麗になくなってる。

それでも、もっと強く求められたい。


｢ああ…。後悔すんなよ？｣

後で足腰立たなくなっても、文句は聞いてやらない。

そのときは、いつもみたいに俺が抱いてやるから。


そうキスをして、よりいっそう激しく腰を打ちつけた。