第24章 幸せを呼ぶ潜水艦

ローの指は激しく上下し、モモの中を掻き回した。

溢れる蜜のせいで指の動きはどこまでも滑らかだ。

時折確かめるように蜜壁を押されると、快感が光のように走って悲鳴のような嬌声が漏れ出す。

｢はあァ…ッ、ひ…ッ、や…あ…ッ｣

指で花芯を犯され、もう片方の手で胸を揉まれ、ガクガクと腰が揺れる。

まるでねだるようで恥ずかしいと思うのと同時に、ローの切ない吐息を聞くと堪らなくなってしまう。

すでに熱く反り起った屹立がモモの太腿に当たり、低い呻き声が耳を掠める。

その声がモモの情欲を駆り立て、熱に浮かされたようにローの首に腕を巻きつける。


｢ロー…、挿れて…。もう…欲しいの。｣

｢……！｣

ローが息を飲むのがわかった。

今日の自分は少しおかしい。
その理由はわかっていた。

ひとつの未来を知ったから。


もし、海軍本部に連れて行かれたら－－。


その『もしも』の未来をローに言うつもりはない。
どんな気持ちにさせてしまうか、想像ができるから。


嫌よ、わたし。
この身体に誰も触れさせたくない。

熱を分かち合うのは、永遠にあなただけでありたい。

だから…－－。


｢……挿れて。｣

モモは熱に浮かされながらも、うわごとのようにローを欲した。


その瞬間、モモの身体からローの指が抜かれ、代わりに比べようもないくらい、質量の増した熱いモノが秘裂を割って貫いた。

｢あ…ッ、ふあ…ぁン！｣

激しい快感の波に、モモは全身を引きつらせ、我慢できずに達してしまう。

ぎゅうぎゅうと蜜壁が伸縮し、中のロー自身の形がわかるぐらい締め付けた。

｢く…ッ｣

モモの肩でローが苦しそうに喘ぐ。

今、間違いなく繋がっている。


ああ、なんて幸せ…。