第22章 可愛いひと
モモのいやらしい割れ目からは、濡れていることを証明するかのように、クチュクチュと水音が響く。
「…ぅ、ん…ッ」
「聞こえるか? これのどこが気持ちよくねェのか、教えて欲しいもんだな。」
ブブブ…と電子的な振動音と共に、ローターを強く押しつけた。
「…ふぐッ」
ビリビリと痺れるような刺激に激しく首を振る。
絹のような髪が乱れ、モモが好むカモミールの香りがふわりと舞った。
すっかり嗅ぎ慣れた香り。
この香りが自分の傍からなくなったら、そう考えるだけで怒りにも似た感情がローの胸を占める。
「いっそ、この脚をバラしちまおうか…。」
そうしたら、モモは自分から離れない。
猟奇的なことを呟きながら彼女の脚に舌を這わす。
ビクリと身体を震わせ、大きく開かれた金緑色の瞳がこちらを見る。
怯えているのだろうか…。
「…冗談だ。」
自嘲気味に笑ってから、ローターを胸から離す。
(ロー…。)
モモの胸は、切なさで押しつぶされそうだった。
だって、ローがあんまりにも悲しそうに言うから。
今のローの表情を見て、“悲しそう”と表現する人はいったいどのくらいいるだろう。
だけど、モモにはわかる。
ローが悲しそうだと。
ブブブブ…ッ
激しい振動を続けるソレを、今度はモモの秘裂に押し付けた。
「ぐ…ぅッ、んッ、んん…!」
身体を貫く痺れに、脚を引き吊らせた。
「ん…ッ、ふぐ…ぅッ」
強制的に上り詰めさせる愉悦に、生理的な涙がボロボロと零れ落ちる。
赤く充血した花芽にローターを押し付けながら、濡れた花芯の蜜口にローの指が突き入れられた。
すっかりヌルヌルになった蜜口は、いとも簡単にローの指を飲み込む。