第19章 水の都へ

｢ん…、ん、ぁ…ああッ｣

お風呂のときでさえ、触れることのない蜜壺の中に己の指をゆっくりと挿入した。

処女を失って以来、すっかり慣らされてしまったモモの蜜壺は、彼女の指を易々と飲み込んだ。

触れたことのないトロトロの感触に、少しだけ身じろぐ。

しかし、すぐにいつもローがしてくれるように、ゆっくり指を抜き差ししてみる。

｢ふ…、んぁ…、あ…ん。｣

くちゅくちゅと水音を響かせ、甘い痺れがじわじわとやってくる。

待ちわびていた快楽に、次第に脳は麻痺し、ローが見ているというのに、指を２本に増やし、秘裂のさらに奥へと突き立てた。

｢は…ッ、んぅ…、あ…ッ｣

ズッポリと飲み込んだ指をローに見せつける。


(…堪んねェ。)

モモとセックスをする際は、当然いつも興奮しているが、それとはまた違った種類の興奮がローを襲った。

目の前で、愛しい彼女が自慰をしている。

それを自分に見せることで、恥ずかしさと性欲がせめぎ合う様が、なんとも言えないくらい興奮する。

今すぐぶち込みたい気持ちを制し、ローは広げられた脚を一本とる。


チュプリ

｢ひぁッ！ やッ、ロー…なにして…！｣

突然、足先に与えられたヌルリとした感触に、モモは正気を取り戻してしまう。

感触の先を確かめれば、驚くことに、ローが自分の足先を舐めているではないか。

足の指をしゃぶり、指の股に舌を這わせる。

｢んんッ、き、汚いから…やめ…て。｣

｢あ？ お前に汚い箇所なんかねェよ。なんだったら、尻の穴まで舐めてやる。｣

なに言って…！

ブンブンと強く頭を振って拒否した。
そんなところは舐めるところじゃないのだ。

｢うるせェな、早く続きをしろよ。｣

こうでもしないと、すぐにその指を抜いて、今にも弾けそうな己の楔を打ち込み、欲望のままに腰を振ってしまいそうだ。

まだ、モモのいやらしい姿が見たい。

ここで自分の性欲に負けてしまうのは、もったいなさすぎる。