第13章 証
(わたしが触るだけで、興奮してくれるの…?)
そう思うと、モモもゾクリと興奮した。
「さて。じゃあ、次は俺の番だな。」
「え…? …んぁッ」
聞き返す暇も与えられない間に、ローの指はモモの茂みに潜り込んだ。
「…濡れてる。」
「ん、違…ッ、お湯…だか…ら!」
ローの指を避けようと、腰を浮かしてみるが、逆にズプリとさらなる侵入を許してしまう。
「これがお湯だ? ずいぶんヌルヌルしてるようだが。」
花芯に指が差し込まれ、『お湯』の正体を探るように、ズプヌプと抜き差しされる。
「はぁ…、んぁ…ッ」
あっという間にやって来た快感に、ぶるりと身震いが走る。
そうして快感に夢中になってしまうと、今どんな格好をしているかも忘れ、ローの首に腕を巻きつけてしまう。
すると彼の目の前に乳房をふるりと差し出すような体勢になる。
「自分から差し出すとは、ずいぶんと素直じゃねェか。」
クスリと笑うと、ローは目の前のご馳走に食らいつく。
「や…ッ、そんなんじゃ…、あぁ!」
乳首を口に含まれ、強く吸われた。
それどころか、舌先で転がされ、軽く歯まで立てられてまう。
左手でもうひとつの乳首をつねられ、右手はよりいっそう、花芯を責め立てた。
「ふぅ…、あ…あぁッ」
バシャバシャとお湯が跳ねる音が響いた。
「あ、ふ…ぁ…、も、もう…。」
すっかり快楽を覚えた身体は、早く絶頂に達してしまいたいとモモを急かす。
ところが、切羽詰まったモモの声を聞いて、ローは花芯から指を抜いてしまう。
「ん…ッ、ぁ…どう、して…?」
達すことの出来なかった熱が、再びモモの中に籠もり始める。
「俺が見る番と言ったろ? イカせて欲しかったら、ほら、そこに座れ。」
彼が指したのは、バスタブの端と壁の間にできた小さなスペース。
モモはボーッとのぼせた頭で、ローの指示通りそこに腰掛けた。
「いい子だ。」
言うなり、ローはモモの片足を自分の肩に掛け、大きく広げさせた。
さすがにそこまでされれば、快楽よりも理性が勝つ。
「やッ! ロー、なにするの!」
恥ずかしい秘処がローの目の前に晒け出される。