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時を越えて、君を想う 。...刀剣乱舞
第2章 出陣の日
「沖田くん…行かないで…」
安定が再度小さく呟いた。
俯いたままだったが、徐々に落ちる速さを増す水滴がポロポロと顔を伝って数滴落ちる。
「まだ戦うんでしょ…最後まで近藤さんの…土方さんの傍でって…」
涙声になっている安定を見ていると私もつられてしまう。
その時だった
「まだ……戦うよ…」
ハッと顔を向けると、沖田さんが安定の方に手を伸ばしていた。
そこから先、どうなったのかこの目で見る事は出来なかった。
パリンと音を立てるように割れた景色と粉々に落ちてゆく意識を再び手放した。
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