• テキストサイズ

時を越えて、君を想う 。...刀剣乱舞

第2章 出陣の日






「僕には、どこを見たのかまでは分からなかったけど...、でも沖田くんを守る為...一緒に戦う為に切った人間と同じ人間が混じっていたのは分かったから。」



そんな偶然、今まで無かったから何かあると思ったら主が倒れちゃって。


何でもないように話す安定を見ていると胸が苦しくなった。




「....?!え、ちょっ...と主!?」




今度は安定が驚く番だったようだ。
胸の苦しさを拭い去る様に、私は安定の背中に腕を回した。



「勝手に見ちゃってごめんね。でも、私の所に来てくれて...守ってくれてありがとう。」




きっと無意識だったのだろう。
安定の方が小さく震えていた。ずっと寂しさに耐えてきたのではないか、誰にも言えなかったのではないか。
そう思いといつの間にか腕を回していた。



「...僕も、ありがとう。」




ぎゅっと私の肩に強く押し付けた顔。
時間としては少しだったのかもしれないけど、そのまま安定は沖田さんとの事を話してくれた。




/ 46ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp